2007年5月15日~17日 山陰・琴電他見聞記(1) 山陰編

今回は、5月半ばに行ってきた旅行(?)について触れようと思います。
※今回は当ブログとしては初めて、琴電に関する記事がありませんので、そちらの記事が目当ての方にはスルーを推奨いたします。

GWにも琴電に行ってますので、『…また行ったのか…』と思う方もおられるでしょうが、このときの行程は、GWの琴電旧型車運行の公表前から確定していたので、偶然同じ月に長期の遠出が2度重なってしまったわけです。


今回ご紹介の行程では、5月14日夜発、18日朝に帰還で、山陰と四国に行ってきました。
…後者については、いつもの琴電主体の行程でしたが。
ただ、今回は珍しく当方の単独行ではなく、旧知の友の気動車狂M氏と行動を共にしました。
行程前半の山陰は、M氏の特別お好きな所なので、行程は全てM氏にお任せして、後半の四国に関しては、当方が担当しました。

■5月14日(月)

当方は、写真の「サンライズ瀬戸」の「シングル」利用ですが、今回は初めて1階の個室(写真のホーム近くの窓)でした。
  
空間は2階よりも広いですが、座面(寝台上面)から窓までの距離がかなりあるので、きちんと座っていないと風景が見づらいのが難点です。
風景の見やすさという点で言えば、「シングル」2階や「ソロ」のほうが勝ります。
(当方としては、半分横になった姿勢でも風景が見えるのが理想です(笑))

同行のM氏は、「シングルツイン」を利用ですが、こちらは値段が高い分、空間がやや広く、下段を簡易的に座席にできますので、しばしの間、そちらで雑談を交わしましたが、翌朝の事を考えて早めに切り上げ、自室に戻って床につきました。


■5月15日(火)
…朝です。
…0500過ぎです。
もっとゆっくり寝ていたいところですが、もうすぐ列車から降りるので、観念して起きます(笑)

降りる駅の名は、上郡。
…昨年に寝台特急「出雲」が廃止となりましたが、「出雲」は鳥取で下車する客が多かったため、その代わりとして「サンライズ出雲・瀬戸」が上郡に停車して、特急「スーパーいなば」に接続し、鳥取方面へ向かう事が出来るようにされたわけです。

上郡には05:49に到着と、車内放送開始前の早朝に乗換えとなるのが難点ですが、実際に経験してみると、やや眠い感はあったものの、さほど問題は感じませんでした。


そして、特急「スーパーいなば」に乗車しますが、この列車は予想通りすいていました。

ところで、この列車に使用されるキハ187系は、特急車でありながら実用一点張りの外観で、あまり好きになれませんが、車内は落ち着いた雰囲気で好感が持てますし、なにより、走りについては国内の気動車としては最速の部類に入るものと思われ、乗っていて楽しい車両です。
(「スーパーいなば」では、その本領は体験できませんが、山陰線の特急での走りは素晴らしいものがあります)
…まぁ、特急車にしては、エンジン音がかなり大きいという気もしますが、エンジン音や電動機音などが好きな者にとっては、それも魅力だったりします(笑)

M氏と、『♪エ~ンジ~ン~のぉ音~ 轟々と~…』などと歌っているうちに(謎)、あっさり鳥取に到着しました。


ここで、鳥取名物の、やたらすっぱい(笑)蟹寿司を食べましたが、この弁当は「出雲」に乗ったときにはほぼ毎回食べていたので、当方にとっては蟹寿司=出雲という感覚があります。

その後は、鳩の観察&撮影などをしつつ
「鳩が歩くとき、必ず鳩の首が前後に動くが、あの首の動きを止めたら鳩は歩けなくなるのか?」
などの熱い議論をM氏と交わしました。

以下に参考資料を。

…なんとなく1152×864の大画像で。
ギョロッとした目つきがステキすぎです(笑)


こちらは、首の動きがわかるように、シャッタースピードを落として撮影…
…って…
「逃げないでくれ~~」(笑)

真横から撮れなかったこともあり、イマイチの出来です。
首だけが動いているように撮るには、もう少し研究が必要なようです…
…って。一体何をやっておるのぢゃ麻呂は(笑)


鳩の撮影の合間に、車両の撮影も行いました(本当は逆ですw)。


…をや?
…あれに見える、後ろの車両は…
50系客車?


その車両の正体は、50系客車改造のキハ33でした。
正面の顔つきはかなり変わってしまっていますが、側面は50系客車当時の面影を色濃く残しています。
首都圏色の車体色も、この形式によく似合っているように思います。

…当方は原形の50系客車には乗った事が無く(「海峡」の50系には何度か乗車)、以前はそんなに好きな形式ではなかったのですが、それでも、裾絞りの無い平滑な側面に、ずらりと並ぶアルミサッシ2段窓の姿を見ると、なかなか悪くないと感じました。
ただ、ブラックフェイスの苦手な当方としては、正面の形態は微妙、という感を拭えませんでしたが。

このときのキハ33は1001でしたが、しばらくすると1002も姿を現しました。

この形式はたった2両の少数派形式ですが、2両とも撮影できたのは予想外の収穫でした。


この列車はキハ47の5両編成ですが、このあたりでは2両編成程度が一般的なので、5両でも随分長く感じられます。
しかし、かつてはファンに嫌われた朱色1色の首都圏色ですが、JR化後にステンレス車や、やたらカラフルな車両が氾濫した今となっては、むしろ好感が持てる塗色となった感じがします。

その後、普通列車を乗り継いで香住へ。

鳥取~浜坂は、このキハ126に乗車します(乗った列車は2両編成でした)。
この車両には初めて乗りましたが、製造コスト低減がよくわかる車両でした。
肘掛下の座面横にむき出しのボルトの頭、座り心地の微妙な座席など…。
また、構体の厚さが非常に薄いのも驚きでした(これに関しては、構体が薄い分、車内空間を広く取れるので悪くないのですが、なんとなく頼りない印象を持ってしまいます)


キハ126の、座り心地の微妙な座席。
個人的にはJR東のE231系並に座り心地は悪く、長時間は乗りたくないと感じました。
E231系の座席のように、座面が異様に硬いというわけでもないのですが、形状が良くないように感じます。
走りに関しては、普通列車用としてはかなり速い部類と思われますので、惜しいところです。



浜坂駅には、蒸気機関車時代に使用されていた給水塔が残されていました。
レンガ造りの下半部、草が絡みついた様子など、いい雰囲気です。

浜坂~香住では、キハ47に乗車します。



運良く未更新車に当たったので、国鉄の香りが色濃く残っています。
速度に関しては、さきほどのキハ126とは比較になりませんが、個人的にはこちらのほうが比較にならないほど快適ですし、乗っていて楽しいです。
車内の雰囲気、コイルバネ台車特有の揺れ、身体にしっくりくるボックスシート、などなど、なぜか国鉄の車両(あまりリニューアルしていない車両)は、乗っていて非常に落ち着きます。
また、ボックスシートに関しては、JR化後に登場の形式で、これに勝る座り心地のものがあまり見られないのは、どういうことなのか不思議なところです。


そして、香住駅で下車します。



この周辺で、本日の獲物を迎え撃ちます。
M氏おすすめの場所とあって、長大なデッキガーダー橋が素晴らしく、周囲もなかなかいい風景です。


橋の反対側には、香住駅が見えます。


列車の撮影前に、川を見ると…
単縦陣を組んで航行する2隻もとい2羽の鴨を発見!!

戦機を逸せず、すかさず最大望遠で激写します(笑)


川の対岸に渡りますが、その際には海が見えます。


踏切から、橋を望みます。

その後、まずはキハ47を撮影。


続いて、キハ41+47が通過。





そして、この日の本命が登場です。

今や、この特急「はまかぜ」だけとなった、キハ181系です。
M氏にとっては、最も好きな鉄道車両であり、当方にとっても、最も好きな気動車形式です(キハ55と甲乙付けがたいですが)。
……車体色については……あまり触れないでおきますが…
やっぱり原色に戻して欲しいですね(…やはり言わずにはいられない…(笑))
とはいえ、実車を間近に見れば、その迫力は十分です。



※以下は2007-06-09 22:45:17掲載

今回は5月15日~17日の山陰・琴電他見聞記の続きです。前回分はこちらです。
※今回も琴電の記事なしです。

■5月15日(火)(つづき)
香住駅から、今度は米子を目指して普通列車で西進しますが、その前に上り「はまかぜ」を撮影します。


ホーム端で撮ればもう少しいい写真になりそうですが、そうすると浜坂行きの普通列車に乗り遅れる可能性大なので、普通列車の前頭部付近で撮影しました。

ところで、その浜坂行きの普通列車で乗車した車両はトップナンバーのキハ47 1でした。ちなみに行きの同じ区間ではキハ47 2…(笑)
こういう番号にさほど意味は無いのでしょうが、なんとなく若番の車両に乗れると嬉しくなります。

(この写真は浜坂で撮影)

この列車は、全国的にも有名な餘部橋梁を通ります(行きにも通ってますが)。
当方は「出雲」で何度もこの区間は通っていますが(鳥取の蟹寿司を食べながら(笑))、それ以外の列車でここを通るのは、約十年ぶりでした。



十年前にはこの区間をキハ181系の特急「あさしお」で通りましたが、その頃と較べると現在のキハ181系の使用列車は、さきほどご紹介の「はまかぜ」だけとなってしまったのですから、随分数を減らしたものです。


浜坂~鳥取では、この日の午前中に目撃した元50系客車のキハ33に乗車出来ました。

…このような撮り方をすると、一見車体色は朱色には見えないこともあって、まさに50系客車です(客用扉の前は見なかったことにしてください(笑))。


車内は、ボックスシートの減少、布団生地の張り替えなどで相当印象が変わっていますが、ボックスシートは元の物を使用しているので、いちおう50系客車の雰囲気を感じる事はできると思います。
ただ、走り始めると当然エンジン音が高鳴りますし、台車もDT22・TR51に取り替えられているので、こうなるとさすがに50系客車の走りは望めません(笑)
ただ、国鉄っぽさの残る車内と走りなので、数少ないボックスシートに腰を下ろすことが出来れば、それはそれで楽しむ事は出来ると思います。


鳥取到着後、少し時間があるので、今乗ってきたキハ33などを撮影します。



…この列車が米子まで行けばいいのに(笑)


その後、鳥取から米子までは、快速「とっとりライナー」のキハ126に乗りました。
…乗る前からこの車両にはあまり乗りたくないと思っていましたが、途中で着席率がほぼ100%になったこともあり、2時間弱の乗車とは思えないほど、酷く疲れました…。
M氏も同感とのことでしたから、当方の体型と座席の形状との相性が悪いというだけではなさそうです。
今度、この区間に乗る機会があったら、特急か普通列車(キハ126以外なら)にします(笑)

そんなわけで、疲労感を漂わせつつ米子で一泊となりました。




■5月16日(水)
この日はまず、米子から境線の終点、境港まで乗りました。
が…

…なんかすごい車両です…(笑)
しかし、とりあえずはこの車両には乗らず、一番空いている先頭の車両(通常の塗色)の台車付近のロングシートに腰を下ろしました。
普通ならボックスシートに座れず残念、というところですが、この路線に関してはそうとも限らないという事を、後に知る事になります。

この境線には、当方は以前に一度乗った事があったのですが、その時の印象では、速度は飛ばすというほどではないですし、風景も平凡でさほど面白い路線という印象はありませんでした。

米子を出てから数駅は速度も低めで淡々と走っていましたが、途中から速度をそれなりに出すようになると…
…凄いです、これは。
…なにがって…
…揺れが(汗)

…これは…素晴らしい縦揺れ具合です(笑)
座っているだけで身体が勝手に、はねまくりますw
…台車付近に乗っていることが大きく影響しているのは当然ですが、それにしてもここまで物凄い縦揺れは、あまり経験がないです。
当方が、これと同等と思われる揺れを経験したのは、琴電長尾線の旧型車の高速運転時(こちらのほうが揺れ方に味はありますが。中でも120号はとくに揺れる感じがします)と、十数年前の八高線のキハ30系で一度あっただけです。
(後者に関しては、その後何度も乗りましたが、そのいずれも大して揺れなかったので、先の例は、たまたま車両の状態が良くなかったか、後に線路が改良されたかのどちらかだと思います)
もっとも、昔の国鉄時代のローカル線なら、線路の状態があまり良くなかったでしょうから、このような揺れも当然のようにあったものと思いますが、当方は基本的にJR化後の鉄道しか知りませんので…。

…車両がやたら揺れる事が楽しいと思うのは、ずいぶん変わった趣味だとは思いますが、当方の周辺には、車両が盛大に揺れると喜ぶ者が多いのは、やはり『類は共を呼ぶ』というものでしょうか?
…このときの同行のM氏も、その一人です(笑)

そんなわけで、昔のローカル線を髣髴とさせる(と思われる)揺れを堪能しているうちに、終点の境港に到着しました。


その境港の駅前には、こんなものがあります。

鬼太郎と鼠漢と目玉親爺(漢字については気にしないで下さいw)が、水木しげる氏が原稿を執筆する様子を見ております。
ちなみに、この原稿にはちゃんと漫画が描かれています。


境港から、さきほどの列車の折り返しに乗るので、今度は例の、凄い色の車両に乗ります。
…その車内は…

………。

なにやら、こちらも凄い事になっています(笑)


その後、途中の弓ヶ浜で下車して、車両の撮影をしますが…

…なんか……


イロモノ気動車ばっかりです(笑)
まぁ、同行のM氏はこういったものも好きなので、よしとしましょう(笑)


米子へ戻ってから、ここでも少し撮影を行いました。


これは……
…目玉おやぢ(笑)
しかしこの……目玉おやぢの位置からして…


やっぱり目玉おやぢが光ってる~~♪(笑)


では、その、輝く目玉おやぢのディティールをご紹介します。

「おい、鬼太郎!」

「わしの目玉…飛び出すぎじゃないか?」
「…そんなことないですよ……たぶん」


ついでに側面もご紹介します。


…ぞろぞろぞろ…


この字体もいいです。


またもやぞろぞろぞろ(笑)


…以上で、目玉おやぢ特集を終了させていただきます。
うーむ。素晴らしきかな目玉おやぢ♪

…車内の写真も撮っておけばよかったと、いまさら後悔しております(笑)
(当方は本来、この手のイロモノは好きではないはずなのですが…なぜか目玉おやぢの写真だけで7枚も掲載してしまいました…)



その後、特急「スーパーやくも」で岡山へ向かいました。

写真は乗車した編成ではありませんが、中間に先頭車が入っているのが珍しいように思います。


こちらは、乗車した車両の車内ですが……
指定席なのに、国鉄の(元)簡易リクライニングシートです(笑)
この座席を高く評価する声を聞いた事はありませんが、一時期は国鉄特急車の標準形だったこの座席、当方は近年に特急へ乗車する際に何度か、この貧相な座席の付いた車両をわざわざ選んで乗った事があったりして、嫌いではありません。
…むしろ、このチープな作りの座席は貴重です(笑)
……これに関しては、賛同者が今の所、一人として見つからないのは残念なところです(…いるわけない?)

この「やくも」系統の車両は、リニューアルが決定し、当然この簡易リクライニングシートも新型の座席に取り替えられてお払い箱となるわけですから、この時当方は「運がいいな♪」と思ったのでありました。
…ただ、真面目な話として、この座席は意外と疲れない気がしますが…当方だけでしょうか?
この時も、2時間以上乗っても何ともなかったですし…。


岡山からは、マリンライナーで四国入りし、そのまま高松へ…と通常ならなりますが、この時は坂出で快速「サンポート」に乗り換えました。
やってきた列車は…期待通り、121系電車でした。

当方は基本的に、ステンレス車が苦手なので、この車両の外観は好きではないのですが、この電車の台車や主電動機は103系電車のものを使用しているので、電動機音や走りに関しては、結構気に入っているわけです。
この快速「サンポート」では、100㎞/h近い速度で走り続けますから、かつての最寄駅が常磐線の松戸だった当方としては、今はなき常磐線の103系の疾走を思い起こさせるには十分です。
また、この電車の車内は113系(現在のJR四国の車両ではなく、原形のもの)などと同様のセミクロスシートの座席配置ですが、内装の作りは113系と205系と211系を混ぜたような独特なものとなっていて、この点もなかなか面白いように思います。

…そんなわけで、高松に到着しました。

写真右側が、快速「サンポート」の121系電車です。


続きはこちらです。
関連記事

テーマ : 鉄道
ジャンル : 趣味・実用

コメントの投稿

/>
非公開コメント

カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
カウンター (2010.01.12~)
プロフィール

くらまろ

Author:くらまろ
●写真の無断転載はご遠慮願います。
●当ブログはリンクフリーです。
●コメント・拍手は古い記事も含めて歓迎です。(コメントお返事は数日後になることも多いです)
●当ブログは、中望遠~標準~やや広角で撮った編成写真主体ですが、基本古い車両好きの為、扱う車種は偏ってます。
当初は琴電旧型車主体でしたが、近年はヒサシ付EF81、「カシオペア」、C61/D51+在来形客車、秩父C58、EH500一次形、銚子電鉄などが多めです。
(過去記事は琴電旧型、秩父小豆1002F、「北斗星」、「あけぼの」等多め)
●メールアドレス
 maronokimagure@yahoo.co.jp
 (@を半角に変えてください)
 (2015.2/16新設)
●好きな車両等の詳細は↓ http://maronokimagure.blog100.fc2.com/blog-entry-3.html

にほんブログ村 鉄道ブログへ
にほんブログ村
↑登録してみました(2010.2/6)

カテゴリ
リンク
最新コメント
最新記事
検索フォーム
全記事一覧

全ての記事を表示する

月別アーカイブ
RSSリンクの表示
QRコード
QRコード
ブログ内 アクセス数の多いページ
ブログパーツ レンタルCGI