2011年4月27日(水) C61 20+在来形客車 試運転 八木原~渋川/津久田~岩本

2010年1月から動態復元の進められてきたC61 20ですが、いよいよ上越線での試運転が開始され、4月27日には在来形客車(旧形客車)5両を牽引しました。
当方の鉄道趣味の原点は、蒸機牽引のぶどう色の在来形客車編成でしたが、C61は蒸機の中でもかなり好きな形式で、しかも並行して在来形客車7両の整備も行われるということで、その復活は非常に楽しみにしていましたので、試運転開始との報に我慢できず(笑)、さっそく撮りに行ってきたのでした♪
そんなわけで写真を載せますが、色々と思い入れがありますので、無駄に長すぎる駄文も載せてたりで暴走気味です(汗)
2011.04.27 1124_08(1) 津久田~岩本 C61 20+在来形客車
時間の関係で下り2回のみの撮影でしたし、失敗もありましたが…(笑)
●大部分の写真は、クリックすると倍のサイズで表示されます。
 

まずは、初めて取り上げる題材の場合に恒例の?、どうでもいい長ったらしい戯言を失礼します(笑)
かなり個人的な話になりますが、C61という形式や国鉄蒸機との関わり、思い入れについてです。
…このようなものに目を通す方がおられるのか、かなり疑問ですが…w

当方は国鉄蒸機全廃後の世代なので、C61はもちろん蒸機自体、保存機にしか接したことがないのですが、それでもこの形式は、個人的にかなり馴染み深い存在でした。
その理由はいくつかありますが…
鉄道趣味に本格的に目覚めてから間もない小学生中学年の頃、自宅にあった鉄道の図鑑を、本当にぼろぼろになるまで見ましたが、とくに機関車と客車のページは毎日のように見ていたものでした。
その中の、蒸機のページにはC62が最も大きく載っていたと思いますが、そのすぐそばに、ぱっと見C62と似た印象もある機関車が小さく載っていまして、それがC61との出会い?でした(笑)
そのC61の絵の大きさは、なぜか他のどの蒸機よりも小さかったのですが(5~7センチくらい?で、見開きを使って大きく描かれてたC62の1/6以下だったような…)、その絵をよく見ると、C62と同じ2C2の車軸配置(ハドソン)ではあるものの、C62よりもボイラーが細く、炭水車が短いということはわかり、C62の小型版のような機関車に思えました。個人的には、C62よりもバランスのいい形態に思えましたし、その図鑑に載っている蒸機の中では最も好ましく感じられ、強く印象に残りました。
それから間もなく、初めて鉄道模型(N)を購入する際に、もしC61の製品があればそれが欲しいと思ったのですが、1980年代の当時、もちろん製品化されておらず(笑)、それでC57を買うつもりだったものの、当時の店頭在庫の関係で結局D51を購入することになりました。…というのは余談ですがw

その後、学校の図書室で蒸機に関する本を見たり、本を購入するなどして知識を蓄えていき、手持ちの図鑑には載ってなかった形式についても知ることとなりましたが、C61についての実態もようやく理解でき、改めて「C62よりC61のほうがかっこいい」と思ったのでした(笑)
また、中学1年のときに「蒸気機関車スタイルブック」(この本は今でも、蒸機好きにとって最高の資料ではないかと思っています)を購入したことで、国鉄近代蒸機(9600以降)各形式の形態をはっきり把握できるようになり(C52以外)、その結果、個人的な好みは大体以下のようになりました。(当時と今だと若干の変動はありますが)
※いちおう順番付けしていますが、ここに挙げたものは全て、それなり以上に好きな形式で、下位のものが嫌いという意味ではないです(汗)
(ここに挙げた形式のほとんどの模型を購入してますし)

赤色は動態保存機あり紫色は現存なしですが……上位形式の動態保存の少なさ…というか、残存率の低さが泣けます(笑)

●C形テンダー機
C54>C60>C57四次形≧C61C51デフ前端上部斜めC53デフ前端上部斜め>C51デフ付>C59≧C53デフ付>C62>C50デフ付>(ここまでは写真を撮りたいと強く思える形式)>C55≧C57C588620デフ付C56C51デフなし>8620デフなし≧C53デフなし>C50デフなし
●D形テンダー機
D62>D52>D60>D50>D61>9600デフ付>(ここまでは写真を撮りたいと強く思える形式)>D51>9600デフなし>D50デフなし
2010.03.01 1221_18(1) 淵野辺付近 D52 235
2010.03.01 12:21 淵野辺付近 D52 235
…あまりにも駄文まみれなので静態保存のD52を掲載(笑) これの2軸従台車付のD62が、最も好きな蒸機なのですが…現存車なしというorz


個人的に、少数派のちょっと変わった形式や、2軸従台車付の形式などが好みということで、こんな順番になっています。
また、小学生の頃、C60・D60については正面重視の不鮮明な写真しか見つからず、D61に至っては、寸法や性能のまとめられた表には記載されていて存在していたということは確認できるものの、写真すら見当たらず、なかなかそれらの正体を突き止めることができなかったのですが、それで逆に、印象深くなったということもありました(笑)
なお、2軸従台車付でもC62については、ボイラーが太く、なおかつその位置も高いために、煙突が短く、ドームは扁平になっている等の理由で、さほど上位になってないです。
(逆に、同じボイラーでも、動輪径が小さい分ボイラー中心の低いD62・D52は煙突やドームの形状が崩れてないこともあって上位になっています)

また、上の順位付けの中に『(ここまでは写真を撮りたいと強く思える形式)』と書きましたが、要は、これより上位の形式は、通うくらいに撮りたい形式という意味です。
そして、今回復活のC61は動態保存機の中で抜群に上位ですが、これは唯一の「通うくらい撮りたいと思える蒸機」の登場ということになったのでした(笑)

………………。
C61が、自分にとって馴染み深い形式だった理由…という話から、思いっきり脱線してる気がしますが(汗)
要は、昔から本で見て知っており、形態が好みだった、というのが第一の理由でした。

そして、第ニの理由は……個人的に思い入れの深い、常磐線経由の上野-青森間客車急行の代表的牽引機の一つがC61だった、ということです。
(常磐線経由客車急行を好む理由は、実家が常磐線沿線だったために常磐線自体に馴染み深いこと、食堂車連結列車が多く、優等寝台車・食堂車の使用形式も豊富で列車編成が興味深い(とくに1950年代)、牽引機は補機も含めて豊富で魅力的…といったところです)
常磐線客車急行の蒸機時代の牽引機と言えば、まずC62が挙げられ、実際、1950年代後半以降の上野-青森間急行の常磐線内牽引機はほとんどがC62でしたが、それ以前にはC61が主力だった時期もありました。
また、東北・常磐線の急行はいずれも仙台で牽引機が取替えられますが、蒸機時代の仙台-青森間の牽引機(本務機)はほとんどがC61で、特急「はつかり」や「はくつる」でも同様でした。

他にも、鹿児島本線で在来形客車時代の特急「はやぶさ」をC61が牽引する姿などを雑誌等で見にする機会もあったりして、そうした点でも印象深い形式ですが、とにかく……C61は、外観的に魅力を感じるだけでなく、現役時代の使われ方という点でも思い入れの深い形式だったので、C61 20を動態復元するとの報には、大いに驚くとともに歓喜したものでした♪
C61よりもさらに好みの形式は、前述の通り、いくつか存在しますが、それらで現存するのはごくわずかということなどを考えれば、動態復元の可能性は皆無に等しく、そうなるとC61の復活は、現実に考え得るものとしては、自分にとってまさに最上のものでした。
また、C61という形式は、現役時代を知る方にとってはわりと有名だったのでは?と想像しますが、そうでない場合は、知名度が高いとは言えないでしょうから、そうした形式の復活を決めたことがまず驚きでしたし、以前からC61を好んでいた一人として、JR東日本の大英断に拍手を送りたくなったものです♪



…みょーな語りが長くなりましたが。
そのC61が在来形客車を牽引するとなれば、まさに往年の客車急行や普通列車が再現されるわけで(編成長や優等車がないことは我慢…w)、これは是非とも撮影したいと考えていました。
当方は古いものが好きということで、実物の鉄道は基本的に、年々つまらなくなる一方だと思っていますので(もちろん、それは避けようがないですし、やむを得ないことですが)、鉄道についての新しい話題にはほとんど興味がないのですが、C61 20の復活は、珍しく特大の期待の持てる話題でした♪
そして、今年2月には構内試運転が開始され、さらに今月後半からは上越線での試運転が開始され…
4月27日、待ちに待ったその機会が遂に訪れたわけです。
ただ、この日は仕事も控えていたため、下りだけの撮影にとどめ、撮影場所についても駅から比較的近い場所にしておきました。


そんなわけで、まずは八木原駅から徒歩十数分?の場所へ。

待つことしばし……
蒸機特有のドラフト音が聞こえ始めて間もなく、かつての急行や特急列車の先頭に立っていた当時とほとんど変わらない姿のC61が姿を現し……
それに続くは、ぶどう色の在来形客車。

2011.04.27 1029_56(1) 八木原~渋川 C61 20+在来形客車
2011.04.27 10:29 八木原~渋川 C61 20+在来形客車
…本当に、在来形客車の編成をC61が牽引してくるとは…。
ちょっと夢のようにも思えてしまったり…(笑)

2011.04.27 1029_58(1) 八木原~渋川 C61 20+在来形客車
高校時代に、梅小路蒸気機関車館に2回ほど行って、そのときに構内運転されていたのはいずれもC61 2でしたので、C61が走っている姿を見るのはそのとき以来、約17年ぶりの3度目ということになります(笑)
その梅小路での構内運転は、単機での走行でしたが、以前から好きだったC61を、存分に見て撮ってとできたのはよき思い出です。
(そのうち一度は、C61 2とD51 200の2両が並走し、どう撮ればいいのか悩ましくも大興奮の豪華版でした♪) 
そのC61が本線を運転してくれれば…と夢想したことは数知れずですが、それが実現してしまったわけです…。

2011.04.27 1029_58(2) 八木原~渋川 C61 20+在来形客車
いちおう、最も引き付けて撮った、鉄塔入り込み写真も載せておきます(笑)
以下、ほぼ独り言ですが。
C61と在来形客車の組み合わせは絶品でしたが、個人的感覚としては、撮影位置の選定には失敗したと思っています(汗)
まず、先客がけっこう多くおられたこともあって、安易に視点低めで撮ることにしたのですが、その結果、車輪の一部やスノープロウがバラストで隠れてしまうことにorz
個人的には、中望遠~標準くらいで撮るのが好みなので、もっと引き付けて撮りたかったのですが、この場所ではそれが難しそうだったため、あっさり断念した結果、前述のバラスト隠れも含めて、中途半端な写真になってしまった気がします。
…もっと線路近くから、架線柱手前に機関車を入れて撮るか、それとも逆に、線路から離れて側面主体で撮ればよかったと、後になって思ったり(笑)
そうした撮影は、この日の人数でもおそらく可能でしたし。
ただ、これからもC61を撮れる機会はあるでしょうから、そのうちまた試してみようと思いますw



編成写真の後は、C61の写真も撮ってみました。
2011.04.27 1030_00(3) 八木原~渋川 C61 20
バラストに埋もれ…はスルーしましてw
C61は、D51のボイラーと、C57に準じた下回りを組み合わせて登場した形式で、ボイラーのサイズは最大軸重16トン強のC59に匹敵し、見た目にも堂々としていますが、C57クラス(最大軸重14トン弱)が運用されていた線区に入線できるよう2軸従台車を採用したため、最大軸重は13.7トンと軽く(ローカル線用のC58で13.5トン)、重量配分変更の簡単な改造で、最大軸重をさらに軽減可能な設計となっていました。(C62原形と軽軸重形の違いと同様)
また、大型のボイラーを備えるわりにテンダー(炭水車)が短めですが、これもC57クラスに対応の転車台に乗れるように、という配慮からです。
個人的には、テンダーがもう少し長ければ、よりバランスがよくなりそうな気もするのですが、そのような事情によるのでやむなしです(笑)
ところで、シリンダーブロックのすぐ後ろのランボード下に、現役時代にはなかった、仮設っぽい棒が組まれてますが(横棒2本と縦棒1本)、これは何でしょう…?




その後は、下り列車に乗って、渋川でC61を追い越し…岩本へ。
2011.04.27 1122_02(1) 津久田~岩本
2011.04.27 11:22 津久田~岩本
こちらは駅から徒歩数分で撮れますが、そのわりになかなかいい感じです♪
欲を言えばもう少し奥のほうが背景はよくなりそうでしたが、先客の方が多いので我慢w
C61通過直前に来て、まともな場所にありつけただけでも十分でしたし♪


そして、再びC61です。
2011.04.27 1124_08(1) 津久田~岩本 C61 20+在来形客車
2011.04.27 11:24 津久田~岩本 C61 20+在来形客車
この日は気温が高かったこともあって、個人的には煙にはさほど期待してなかったのですが、ここではけっこう出てました。
…それにしても、実に貫禄ある姿ですが…これだと本当に、1960年代後半くらいの列車のようです。
派手な装飾がなにもないということも非常に好印象ですが、シールドビーム副灯が付いたままだったり、デフの点検口が残されたままということも、現役時代末期の雰囲気をより感じさせてくれる気がします♪
保存車両は、なぜか原形っぽく復元されてしまうことも多いですが、けっこう似非も多くて、個人的には逆効果に思える事例も多いので、装飾なしの現役時代装備尊重はありがたく思えます。
もっとも、C61の場合なら、原形近似、現役末期近似のどちらでも喜べそうですけど(笑)
…東○5700の原型復元には泣かされましたが(まだ言ってるww)

2011.04.27 1124_10(1) 津久田~岩本 C61 20+在来形客車
信号を煙で隠した位置で撮影。

2011.04.27 1124_10(2) 津久田~岩本 C61 20+在来形客車

2011.04.27 1124_12(1) 津久田~岩本 C61 20+在来形客車

2011.04.27 1124_12(2) 津久田~岩本 C61 20+在来形客車
個人的には、このくらい↑↓がとくに好ましいです♪ 背景の家はちょっと?気になりますが(笑)
2011.04.27 1124_12(3) 津久田~岩本 C61 20+在来形客車
編成写真はここまでですが、わりと近距離でズームしながら連射はやはり楽しいです♪
八木原ではそれができなかったですし、撮影もびみょーな結果に終わりましたが、こちらではほぼ理想的に撮ることができたので満足です♪
(近距離側の背景については、やや微妙でしたがw)

しかし…かつての特急・急行牽引機のC61が在来形客車を牽引する姿を、この目で見れる日が来るとは…(T T)
なにやら、いまでも夢か幻のように思えるときがあるのですが(笑)

2011.04.27 1124_12(4) 津久田~岩本 C61 20
これだと、長編成を牽引してるようにも思えます(笑)

2011.04.27 1124_14(1) 津久田~岩本 C61 20
…ああ……やっぱりかっこええのう…♪
撮った写真を見てるだけで嬉しすぎてなぜか笑えてしまうw(重症すぎw)

2011.04.27 1124_14(2) 津久田~岩本
C61のキモ?の2軸従台車と、運転室付近です。
2軸従台車は、動輪にかかる軸重を軽減し、下級線区へ使用範囲を拡大するために採用されたものですが、見た目には重厚感や密度感が増して、大型機によく似合うと思います。

それと、火室上の発電機は大型のものが2つになり(現役時は大型一つと、ATS用の小型が一つ)、テンダーも無線アンテナ取付の改造が行われてるようですが、これらはD51 498とほぼ同様と思われます。

この日の編成は以下の通りでした。
■2011.04.27 試9735レ
C61 20
スハフ32 2357
オハ47 2266
オハ47 2261
オハ47 2246
オハニ36 11



今回は光線の悪い条件でしか撮らなかったので、客車の色がぶどう色1号っぽくなりましたが(笑)、今度はもう少し順光に近い条件で撮ってみたいと思います。
(それと、今回は撮れずに終わった、わりと引き付けた感じの側面主体の写真もw)

ところで、当方にとって、撮りたいと思える対象は減少の一途だったので、そのうち鉄道写真はほとんど廃業?に近くなるかも…と思っていました。
(秩父小豆色1002Fが引退となったら、来る確率の低いEH500一次形に、遠隔地の琴電動態保存車、三岐鉄道貨物くらいしか、積極的に撮りたいと思えるものが浮かばないのでw 寝台特急は先行きが怪しいですし…orz)
しかし、近所とは言えないまでも、遠隔地というほどではない場所に、本気で撮りたいものが登場することになるので、本当にありがたいです。
そんなわけで、今後の展開についても実に楽しみです♪


この日の客車の写真については、下記ページに掲載しました。
●2011年4月27日(水) C61 20 試運転時の在来形客車 両側面写真と…無駄に長い戯言(汗)
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(過去記事は琴電旧型、秩父小豆1002F、「北斗星」、「あけぼの」等多め)
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