2012年7月 北東北鉄旅行記(1) 7月22日 寝台特急「あけぼの」 上野/夜のA寝台個室(スロネ24 551)

7月下旬に東北方面への撮影兼乗り鉄旅行に行ってきましたので、その1回目を掲載します。
2012.07.22 2246_22(1) 2012.07.22 2101_38(1) 「あけぼの」 EF64 1030 上野s
最初に概略記事を載せることも考えたのですが、それをやると、それだけで満足してしまう可能性が高いので、少しずつ長期連載で載せることにします。(途中で投げ出す可能性もありますが…w 前科もかなりありますし(汗))
 
 

■2012年7月22日(日) (1日目)
まずは、地元駅から上野へ。
大宮から乗ることも可能ですが、上野発の夜行列車は、やはり上野から乗りたく思います♪
夕食に駅構内の讃岐うどんを食べてから、食料と飲料を調達。
(これから乗る列車は、食堂車はもちろん、車販すらないので、飲食物の調達は欠かせません)

そして……13番線へ。
この列車に乗車します。
2012.07.22 2109_54(1)s
2012.07.22 21:09 「あけぼの」 オハネフ24 27 上野
「あけぼの」への乗車はこれで5回目ですが、前回は2004年10月なので、約8年ぶりということになりました。
(いつの間にか、そんなに時間が経過していたことに驚き…(汗))


先頭の機関車も撮影。
2012.07.22 2101_38(1) 「あけぼの」 EF64 1030 上野s
2012.07.22 21:01 「あけぼの」 EF64 1030 上野
上野~長岡の牽引機がEF81からEF64に変わった頃、EF64と「あけぼの」ヘッドマークの組み合わせは新鮮に感じられましたが、今ではすっかり馴染んでいるように思えます。


2012.07.22 2058_46(1)
乗車する車両の方向幕。


2012.07.22 2058_22(1)
この日の宿となる7号車、A寝台個室「シングルデラックス」 スロネ24 551です。

時間が前後しますが、形式写真も載せておきます。
2012.07.23 1015_04(1) 青森 スロネ24 551s
2012.07.23 10:15 青森 スロネ24 551
2012.07.23 1001_10(1) 青森 スロネ24 551s
●この写真のみ、クリックすると拡大表示されます。
写真は非公式側(寝台側)で、一般的な開放B寝台車とは全く異なる窓配置となっています。


そして、車内へ。
2012.07.22 2247_28(1)
A寝台車らしく、通路も高級感のある作りです。

自室に入ります。
2012.07.22 2057_02(1)
21時過ぎの発車ということで、既に寝台状態とされてますが、シーツや布団を自分で敷く必要がないのはA寝台車ならではです。
(B寝台でも、「あけぼの」のソロ1階などでは、最初からシーツが敷かれてますが)

2012.07.22 2140_14(1)
2012.07.22 21:40 大宮
なお、写真左上に見えるのは、この個室を2人で利用する際に使用可能な補助寝台で、寝台幅は約700ミリとのことです。


下段寝台を座席状態に転換してみました。
2012.07.22 2246_22(1)
スロネ24 550番代の個室の広さは、間口1460ミリ×奥行き1945ミリ、下段の寝台幅は約800ミリ(図面上では775ミリ?)ですが。
この寸法は、かつての一等寝台車(※1)の二人用区分室にかなり近いもので、折畳み洗面器を備えるという点も共通しています。
(一等寝台車二人用区分室の標準的寸法は、1425ミリ×1900ミリ、寝台幅800ミリ)

(※1)……二人用区分室付一等寝台車の形式は以下の通り。
(昭和3年改番前の形式は省略、木製客車は大形のみ記載)

(1)1300ミリ×1900ミリ、寝台幅710ミリ
・スイネ27100→スイネフ27200 (折畳み洗面器なし)

(2)1400ミリ×1900ミリ、寝台幅800ミリ
・スイネ27150
・スイネフ27230
・マイネ37100→マイネ37→マイネ29→マロネ48
・マイネフ37200→マイネフ37→マイネフ29→マロネフ48

(3)1425ミリ×1900ミリ、寝台幅800ミリ
・マイネ37130→マイネ38→マロネ49
・マイネフ37230→マイネフ38→マロネフ49
・マイネロ37260→マイネロフ37260→マイネロフ37→マロネフ38 11・12 (格下げ改造時に折畳み洗面器撤去)
・マイロネフ37280→マイロネフ37→マロネフ38 1~3→マロネフ58

(4)1425ミリ×1895ミリ、寝台幅800ミリ
・マイネ40→マロネ40


シングルデラックスのうち、国鉄時代に製造のオロネ25 0番代とその改造車は1150ミリ×1945ミリ、寝台幅700ミリとかなり手狭でしたが(定員14人)、JR化後の改造車では定員を減らして間口が拡大されて、一等寝台車二人用区分室よりわずかに広いくらいにまでなりました。
実際に乗車してみても、オロネ25 0番代などでは、すぐ目の前が壁面という感じで、窓側の足元の窮屈さと合わせて狭さも感じましたが、スロネ24 550番代など、JR化後の改造車では狭さは全然感じず、A寝台車らしい快適さを味わえ、その差は大きく思えました。
また、こうした改良型のシングルデラックスの広さと、折畳み洗面器を備えるなどの特徴は、かつての一等寝台車二人用区分室に想像を馳せるのに最も適した存在に思え、それもあって、これと類似のオロネ25 300番代(「あさかぜ」「日本海」)、オロネ14 700番代(「北陸」)も含め、何度も好んで乗車してきました。
「あけぼの」のシングルデラックスへの乗車は、2001年11月以来2度目でしたが、やはり何度乗ってもいいです。

スロネ24 550番代は、「あけぼの」B寝台車(個室含む)の定員28~34人に対して定員11人と半分以下で、一人あたりの占有空間は2~3倍にもなりますが、これに対して料金の差額は、寝台料金の7050円差(A寝台…13350円 B寝台…6300円)のみで、上野-青森間片道の場合、普通乗車券利用でA寝台27000円、B寝台なら19950円と、1.4倍に満たないですから、個人的にはかなり乗り得と感じます。
もちろん、空間の広さや乗り特感は「北斗星」のロイヤルなどがさらに上を行きますが、ロイヤルは「豪華列車」の象徴的存在でしょうし入手困難でもあるので、個人的には「特別な寝台」という感が強く、シングルデラックスは通常の実用形寝台車?の最上位として、別の魅力があるように思います。

2012.07.22 2246_32(1)
こちらは、室内灯も構図に入れて撮りましたが、個室・通路共に白熱色の照明のため、温かみがあって好ましい雰囲気に感じられます。


以下3枚ほど、お遊び写真です。
2012.07.22 2328_02(1)

2012.07.22 2328_32(1)

2012.07.22 2330_06(1)
寝台車に乗った際は、室内灯を消して、窓への照明の写り込みをなくして夜景を眺めることが多いですが、スローシャッターで車窓を撮影すると面白い写真が撮れるので、ついつい毎回やってしまいます(笑)
(晴れで満月なら、ある程度は景色を撮ることもできなくはないようですが、この日は完全な曇りで無理でした)


2012.07.22 2334_48(1)
室内灯は光量の調節も可能です。
2012.07.22 2344_28(1)
2012.07.22 23:44 水上
暗くすると、かつての白熱灯照明の客車に近い雰囲気も味わえる……かもしれません(笑)

日付が変わった後、睡眠をとることにしましたが……
寝台はだいぶ硬めで、板みたいな感じにも思えましたw
個人的には、開放B寝台くらい柔らかいほうが好みなのですが、近年?は硬めのものが多いようで…。
座席状態なら座面は柔らかいのですが、その状態で横になっても足を延ばせないですし(笑)
ただ、寝台に横になってしまえば、とくに体が痛くなるようなこともなく、快適に眠れました。



そして、夜が明けました。
2012.07.23 0450_38(1)
2012.07.23 04:50
まだまだ、「あけぼの」の旅は続きます。


…というところで、続きます
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実に羨ましいぃぃ

小生も月末にサンライズで四国に帰省する予定ですが、
ノビノビ座席です(途中下車して乗り鉄しますんで)
単に金額だけ見て高いと思う個室も
実は費用対効果あるいは投資効率の点では優れているんですねえ、
勉強になったというか考えさせられました。
個室付き寝台車は
スイネロフ38とマロネ38に改造しようと
GMのスハ32車体キットとカトーのTR73を入手して
早2年、未だ手つかず。
毎年、秋になったらと思っているんですが・・・

間違えました

すみません、
スイネロフ←スイネロフでした。
訂正します。

再訂正

いやはや
訂正になっていませんでした。
スイオネフ←スイネロフ←スイネロフ
あかんなぁ

スイロネフ38…ややこしい形式ですね(笑)

コメントありがとうございます。また、お返事が遅れて申し訳なく思います。

月末に帰省ですか。乗り鉄など、大いに楽しんできてください。
サンライズのノビノビ座席は、翌朝が仕事でも支障ないくらいに眠れて、比較的安価なので、毎月琴電に通ってた頃の帰りに何度も利用しました。
(琴電で、色の揃った旧型3連をまたやってくれれば、当方もまた四国に行きたいのですが…)

個室や優等寝台の料金ですが、占有空間の広さを基準に考えれば、A寝台1人個室が最も乗り得ということになりそうです。(逆に言えば、JRにとって儲けにならない車両とも言えます。とくにロイヤルは、それのみで考えると赤字確実という気がします)
また、等級制時代の料金(乗車券・特急料金・寝台料金の全てにおいて、一等は二等の2倍、三等の4倍位)を思えば、今は格安で優等車に乗れる、とも言えそうです。そうは言ってももちろん、他よりも高価なことに変わりはないので、滅多に乗れないですが。
今回のシングルデラックスは、一等寝台区分室の面影を残す車両への、最後の乗車のつもりでいますし…。
(もしかしたら、もう1回くらい機会を得られるかもしれませんが)


スイロネフ38とマロネ38を改造ですか。そのような客車も好みなのですね。自分も、何かにつけて在来形客車の話をしてるくらいなので、もちろん好きですが…(笑)
GMスハ32等から他形式への改造は、自分も以前やりました。ナカセイの客車を入手できなかったので、キットの窓周りをくり抜いて、窓枠と吹寄せ(窓柱)をプラ板で自作して、スロハ32とマニ31を。マニ31は荷物扉も他のキットから移植しましたが(笑)
なお、細かいことを申し上げますと……スイロネフ38はリベットのない車体なので、オハ35から改造したほうが、より実車に近くなると思います。

マロネ38は、昭和29年頃の急行「北斗」用として作りたいと、17年くらい前に思ったのですが……結局作らないままになっています。(作図等ならしましたが)

恐れ入りました・・・

先週は大変見苦しい訂正、失礼致しました。
さすがに4回目は訂正の訂正を遠慮しました。

管理人様は模型の方も相当なんですね。
ちょっと検索させていただくと、何と
進駐軍特殊列車1201レを編成で揃え
機関車は実車と同じようにD51とC57から改造とは。
(読み出すと勤務時間に食い込みそうなんでさわりだけですが)
GMキットの改造法は小生が考えていた事を
既に実効済みとは!小生もシル・ヘッダー間を刳り抜いて
窓割りを別に作ろうと「考えて」いました。
いやはや、改めて恐れ入りました。

秩父鉄道のC58は
既に代替機を物色中なんて記事も見かけました。
個人的には四国に残っている集煙装置+重油併燃装置付が
希望ですが、東日本じゃ無理でしょうね。

またもやお返事遅くなりました…。

一等寝台の合造車の形式は、ややこすしぎますので、誤記もやむなしかと思います…(笑)

そして、検索までしてご覧いただきまして、ありがとうございます。
当方が製作した急行1201・1202レは、昭和29年10月に「十和田」と命名されて間もない頃の編成なので、連合軍専用列車「Yankee Limited」→特殊急行1201・1202レの後身の普通急行ということになりますが、ためしにTMSコンペに応募したらいちおう入賞して、鉄道模型趣味1997年12月号に製作記事が掲載されました。
コンペ応募時に徹夜で書いた文面がほぼそのまま載ってたので、本人も仰天したのですが…(笑)

当時の「十和田」の所定の牽引機は、上野~仙台がC62、仙台~青森がC61だったようで、C60は前補機として使用されたくらいかと思いますが、個人的好みでC60にしてしまいました。(C59を作りかけだったので、それを流用したという事情もありますが(笑))
今は、マイクロエースで腰高とはいえC60・C61が、ワールド工芸でほぼ完璧なC60・C61が発売されてますし、そのうえトミーでもC61 20が予告されてますので、改造せずにC62以外の大型蒸機を入手できる時代になりましたが、昔はKATOの蒸機大改造もしくは自作しか手がありませんでした。
今はつくづく、いい時代になったと思います…。

客車の改造については、通常の切継ぎだと、シル・ヘッダーや雨樋部の継ぎ目跡が残りそうなので、丸屋根客車については、窓周りのみ自作にしました。窓枠については、プラ板で自作するよりも、他形式から切り出して移植したほうが、より完成度が上がるとは思いましたが、予算節約もあって、そこまではしませんでした。

…ところで、この「十和田」製作後は、あまり模型を作らなくなったのですが、仕事がその方面になったから、という事情もあります…(笑)


秩父鉄道のC58は、少なくとも9月末まで(実際は年内?)再起は無理そうですが、とにかく復旧してほしいものです。
小豆1002Fに続いて、C58まで離脱したら、撮影目的で秩父に行く可能性がほとんどなくなってしまいますし…。
もしC58 363が無理で、代機を復活させるようなことになって、集煙装置付が選ばれたとしても、集煙装置は撤去されてしまうような気がします。個人的には、集煙装置付も独特の味があっていいと思うのですが、好みでない方も多いようですし、なにより、秩父鉄道では不要な装備ですので…。
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当初は琴電旧型車主体でしたが、近年はヒサシ付EF81、「カシオペア」、C61/D51+在来形客車、秩父C58、EH500一次形、銚子電鉄などが多めです。
(過去記事は琴電旧型、秩父小豆1002F、「北斗星」、「あけぼの」等多め)
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