2008年2月11日 箱根登山鉄道見聞記

今回は唐突ではありますが、九州その他見聞記の続きでなく、今月11日に行ってきました箱根登山鉄道についてご紹介させていただきます。
 

箱根登山鉄道は非常に有名だと思いますので、ここで説明する必要性は薄いと思いますが、いちおう少しだけ触れておきます。
(公式ホームページのアドレス↓も掲載しておきます)
http://www.hakone-tozan.co.jp/

箱根登山鉄道は、小田原~強羅を結ぶ路線で、そのうち小田原~箱根湯本には小田急電鉄の車両が乗り入れ、箱根湯本~強羅では、この区間の急勾配・急カーブに対応する箱根登山鉄道の車両が運用されています。

箱根登山鉄道の営業用車両としては、以下の20両が在籍しています。
●モハ1形4両(103-107、104-106)
●モハ2形3両(108、109、110)
●クモハ1000形4両、クモハ2000形6両、モハ2200形3両
 (1001-2201-1002、1003-2202-1004)
 (2001-2002、2003-2004、2005-2203-2006)
これらのうち、モハ1形4両は1950年製、モハ2形3両は1955~1957年製の半鋼製電車で、車内の内張りは木製で、冷房はおろか、扇風機すらありません(笑)
このような車両は、通常の営業用車両では他にほとんど存在しないと思われ、貴重とも言えるとは思いますが(大井川鉄道の旧形客車の一部が扇風機なしだったとは思います)、2007年8月に乗車したときの発車前は、まさに蒸し風呂でした(笑)
走り出せば、窓から風や、トンネル内の冷たい空気が入ってきたりしますので、案外涼しくなりましたが。
…話が脱線気味ですが、駆動方式については、モハ1形とモハ2形は当初、吊掛式でしたが、現在(2008年2月)はモハ1形の103-107のみが吊掛式で残っています。
(106は2006年10月頃に、104は2007年12月頃に台車交換され、カルダン式になったとのことです)
なお、クモハ1000形・クモハ2000形・モハ2200形は1981~1997年製の『新型』で、当ブログの対象外ですので、説明は省略させていただきます(笑)


今となっては、関東で半鋼製吊掛式電車が日常的に営業に入るのは銚子電鉄の他には、この箱根登山鉄道だけになってしまいましたが、そのような電車がとくに好きな者にとっては、非常に貴重な存在です。
この路線には約10年前に初訪問し(そのときには運良くモハ3形114号に乗れ、吊掛音と白熱灯照明に感激したものです…)、以来、何度か訪れていますが、今回は2007年8月以来の訪問となりました。
この日の最大の目的は、唯一吊掛式で残る、モハ1形103-107号の編成に乗車することでした。
しかし、近年の訪問の際には、旧型車は日中の運用に1編成しか入っていないことが多く、しかも、3月中旬までは鉄道施設リフレッシュ工事のため、通常は15分おきに運転されるのが20分おきになり、運用に入るのは通常より1編成少ない5編成となるため、103-107号が運用に入る確率はあまり高くないように思われましたが、とりあえず駄目元で行ってみることにしました。


■2月11日(月祝)
箱根湯本には12:00頃にやってきましたが、間もなく入線してきた強羅行きの列車は、旧型車の3両編成でした。
「103-107号か!?」と期待しつつ番号に注視しましたが、残念ながら(贅沢?)箱根湯本側は104号でした。
こうなると、旧型車はこの1編成しか走っていない可能性も考えられますので、とりあえずこの編成の104号に乗車して、もし103-107号と行き違いをしたら、乗り換えようと考えました。
…が。
最初の停車駅の塔ノ沢で、あっさりと103-107+109号の編成と行き違いになりました(笑)
これはかなり予想外でしたが、次の停車駅の大平台で下車して、次の強羅行きの列車(箱根湯本発12:25)でやってくる103-107号を待つことにしました。

大平台は、スイッチバックの行われる駅で、撮影を行うには好都合でしたので、とりあえず今乗ってきた編成を撮影してみました。

110+106-104 大平台 12:23
…思いっきり逆光ですがw
それはともかく、この編成はカルダン化されているものの、外観は吊掛式の編成と変わりありませんので、撮影するには全く文句ないです♪

そして、20分後にやってくる吊掛編成を入線時に撮影してみます。

103-107+108 大平台 12:39
2両目と3両目がすごい角度になっています(笑)
さすがに、粘着式の鉄道では国内最高の80パーミルの急勾配(1000m進むと80m登る勾配)だけあります。
(この区間が80パーミルあるのかはわかりませんが)

そして、103号に乗車しますが、やはり、走り出すと吊掛車は違います♪
さきほど乗車した104号は、半鋼製の車体に似合わない、いたって静かな走りでしたが、それとは対称的に、103号はひたすら重低音を響かせ続けます。
ただし、強羅の2駅手前の小涌谷までは急勾配が続きますので、そこまでは非常に低速のため重低音以外は味わえませんし、小涌谷~強羅では、その他の区間よりは速度が出ますが、それでも銚子電鉄より遅いような気がしますので、「ある程度速度が出ないと…」という方にはおすすめはできません。
ただ、まるで模型のような急カーブと、模型を上回る急勾配(笑)が続く光景は、この路線独特の楽しさがあると思います。
そのあたりの魅力と、銚子よりは東京から近いという理由で、急に思い立って訪問してしまうことが何度かありました。


終点の強羅には13:06に到着しましたが、まず、1番線の降車ホームに入線して乗客を降ろします。

とりあえず降車ホームから、好ましい位置に留置されていた109号を撮影。

109 強羅 13:06
…今回の訪問で唯一の、ほぼ文句なしの順光写真です(笑)


その後、1番線に入線した列車は、いったん箱根湯本側に移動してから2番線の乗車ホームに入りました。
その様子を乗車ホーム端から撮ってみました。

103-107+108 強羅 13:11
写真右に写っているのが1番線の降車ホームですが、当方の以前の訪問の際はいずれも2番線で乗降をしていましたので、今回のような扱いを目にしたのは初めてでした。


103-107+108 強羅 13:11
上の写真のすぐ後の撮影です。
…今回は乗車中心でしたので、逆光写真ばかりです(笑)


それから、折り返しの13:15発の箱根湯本行きに乗車しましたが、この日は晴天に恵まれたにもかかわらず、ここまでの走行写真は全て逆光でしたので、順光かそれに近い写真を撮れずに帰っては激しい後悔の念が残りかねないですので、またもや大平台で下車しました。

まずは、強羅行きの2000形を練習ついでに撮影。

2003-2004 大平台 13:40
狙いを遠くにしすぎましたが、これで大体の照準の目安が掴めました。
また、最初にこの場所に来た時よりは、光線の向きがよくなっていたのは幸いでした。

続いて、今まで乗車してきた箱根湯本行きも撮影。

108+107-103 大平台 13:41
…ビミョーな写真ですが、ここではこの箱根湯本行きよりも、次の強羅行きの撮影を重視していましたので、これは上の2000形同様、オマケ程度でした。


そして、本命の強羅行きがやってきます。

104-106+110 大平台 13:59
正面にあまり日が当たっていないのと、側面の色が飛んでいるのが惜しまれますが、逆光写真ではないだけ良かったです♪
完璧な順光編成写真…とはいきませんでしたが、色の統一された旧型3連を撮れ、これで後悔が残るほどではなくなりましたので(笑)、撤収することにしました。
(この日は、知り合いのAさんとの同一行動だったことも、早めに撤収した理由の一つでしたが、104-106+110が再び強羅行きでやってくるまで粘ったとしても、その時点では日が傾いていて、まともに撮れなかったかもしれませんので、早めに撤収したのは正解だったような気がします)


その後は、せっかく小田原まで来たのだからと、小田原城を見物してから帰途につきました。

小田原城天守は、午前が順光のようです(笑)


…今回は当初の目的の、箱根登山の吊掛車への乗車はいちおう達成できたものの(混んでて座れませんでしたが)、文句なしの編成写真は撮れなかったので、近いうちにまた行きたいという気がしています。
…そういえば、明日(日付上は今日)は休業日だなぁ…(をいw)
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